行って来ました、支笏湖に!


院内旅行に便乗して、ツール・ド・北海道第5ステージを観に行きました。前日が雨で、当日もどうかなというところだったので、気を抜いて前日宴会で飲み過ぎてしまいました、そして寝不足(教訓:サイクリング前日は「飲み放題」に行くべからず!)。朝起きて支笏湖まで行けるか?と思いましたが、まぁ、単独旅行なので途中断念にしても「誰もわかるまい」と雨上がりのまだ乾いていない道を出発しました。札幌市内は都会ですが、5キロも走るとイイ感じになってきます。国道453はクルマもぼちぼちで車道のサイクリングも特に危険を感じることはありませんでした。と徐々に登りになってきて、いよいよかと思った矢先に、なんと「補給ポイント」が設営されているではありませんか。ラッキー!と立ち寄ると、どうぞどうぞとドリンクや果物をくれました。さすがツール・ド・北海道と思っていたら、「70kmウルトラ・マラソン」というのがたまたまダブった経路で開催されているらしい。しかも「補給ポイントは5キロ毎にありますよ」だって。なーんだ、でもラッキーでした。結局補給は1度のみでしたが、安心感がありましたし、寂しくありませんでした(そんなに自転車の人はいなかったのね〜)。
            
支笏湖に向かう国道453はイッチャンコッペ山麓(ぷっ)の標高600mのポイントを越えていきます。ツール・ド・北海道ではKOM(キング・オブ・マウンテン)と名付けられ、山岳賞ポイントとなっています。斜度はいつもの坂ほどではありませんが、なんせ距離が・・・でもなんとかKOMを越え、付近の「補給ポイント」までたどりつきました。そこではまだランの人がかなりいて、おねだりできず近くで休ませてもらっただけでした。ここからは少し登りもありますが、基本的に下りです。知識はありましたが、ホントに「下りは寒い!」です。急速に熱を奪われますし、一挙に冷えます。えらいこっちゃと、ガチガチになりながら下っていきますと、マジで気分が悪くなってきました。ヤバイです。あとで考えると血圧もすぅーっと下がり失神寸前だったのかも。今回一番危険な時だったのでしょう、お〜こわい。生きて帰ったらいつの日かダウンヒル女王様に下り方を教わらなければ・・・と、フラフラになりながらも、なんとかたどり着きました支笏湖に!

さて、なんとか予定通り支笏湖畔でツール・ド・北海道の集団を待つこととします。駐車場のおじさん(どうやらレースの交通整理のためにいるらしい)が経路で交通事故があって遅れているよと教えてくれます。撮影ポイントを探しながら待つこと30分、まず広報車が「先頭集団が10分後に参ります」と放送しながら走り抜けます。いよいよか、とワクワクしながら待っているとパトカーに先導され、ヘリコプターを引き連れて先頭集団がやってきます。「速い!」あっちゅう間に通り過ぎました。その後分断された後方集団がやってきます。いやぁ〜カッコイイ!しかし、最後の集団はどうもモチベーションも低く、先頭集団の突風の様なオーラに比べると、ヘロヘロなのかリラックスしてるのか微妙だなぁ、という所でした。
そして、自分のモチベーションもあげつつ札幌まで帰りました。往復85.8km、標高600m、5時間15分、2967kcalの自転車の旅でした。ごっつあんです。